サブカレ恋愛♡寺院➕

遍愛輪具（ペアリング）とは、互いの普遍なる愛と絆を現すお揃いの指輪のことです…

御院主さまより、輪具のご託宣を授かりますか？

遍愛輪具（ペアリング）は、ふたりにとって大切な愛の証しじゃ。

それは、ふたりが清く正しく相手を思いやり、互いに愛し、相手を尊重し、時には自らの犠牲を払ってでも相手の幸せを願って寄り添っていることの証…

互いの存在を感じられるふたりの絆の象徴じゃ。

指輪は、この今の幸せな気持ちを思い出させてくれると同時に、将来、ますます愛を深め合い、また予期せぬ困難が訪れたときの支えとなってくれるであろう。

これから行う祈祷により、ソナタは確かに遍愛輪具を授かるっ！

だが、、、証や象徴に頼ってはならぬ！

また、愛や絆の固さを決して試してはならぬ！

御院主さまより、そのワケを伺いますか？

ものの硬さを計る基準として、今も昔も変わらぬ方法がひとつある。

それは互いを擦り合わせること。

傷ついた方が、傷つけた方より柔らかく、傷つけた方がより硬いと判断されるのじゃ。

つまり、「どれだけ強い絆であるかを試す」ためには、相手が傷つくまでやらなければ、その強さがわからないということ。

恋愛においてありがちな「わざと嫉妬をさせて、相手の気持ちを試す」という行為は、まさにこれに相当する愚行そのものじゃ。
心するがよいっ！

御院主さまより、愛を信じるためにどうすべきかを伺いますか？

愛や絆の固さを測るのではなく、自分自身が相手のことを一体どう思っているのかということを考えるとよいじゃろう。

なぜなら、愛や絆の固さに関わらず、ソナタが相手にすべきことは決まっているからじゃ。
それは――

相手をより愛すること、よりいっそう寄り添うこと

それを貫き通すことが愛であり、それが辛いならば、そこには愛はないということじゃ。

御院主さまより、ずっと仲良くいられる方法を伺いますか？

関係をずっと円満に保つのは、決して難しいことではない。

一緒に過ごせなくとも、その日の気持ちを伝える、新しい出来事を報告し合うなど、いろいろあるが…

もっとも重要なポイントは、
ソナタが楽しく過ごす
…ということじゃ。

想い人と一緒に過ごし、楽しそうにしている者が捨てられるのをココでは目にせぬ。

想い人から疎まれる者は、いつだって不機嫌そうで、不安そうな者…

明るく慈しみをもって微笑む者は絶対に捨てられないし、また関係が悪化することもない。

ならばっ！

どうすれば彼との関係を維持できるのか、と考えるのではなく、、、
どうすればソナタが明るく微笑んでいられるかということを考えよ。

そのための協力を想い人に愛を持って求めることは、まったく問題ござらん。

なぜなら…想い人はソナタに幸せになってほしくて、付き合っているのじゃから♡

御院主さまよりのご託宣をご理解いただけましたか？

遍愛指輪を授かる心の準備が、まだ出来ていないようにお見受けします。

――お引き取り下さいませ。

では、ソナタの想い人はどなたじゃ？
その名を記せ。

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